最近、このブログのサイドバー上に「食道癌」「食道がん」をキーワードにしたTwitterのウィジェットを置いた。
昨年からリアルタイムなソーシャルメディアのツールとして大きな話題になっているつぶやきミニブログの Twitter (ツイッター) だが、鳩山総理が始めたことなどでこのところテレビ・新聞・雑誌でもかなり報道されており、手軽で無料ということもあって、国内のユーザー数は既に500 万人越えしたそうで、さらに増加の勢いは止まらないようだ。
私も、ただ、つぶやくことに何が意味あるの?と思っていたが、ものは試しと今年になってプライベートと仕事と両方で使い始め、この1ヵ月間使って行くうちに、mixiなどの内的なSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と若干異なりこのシステムは Web そのものが持つ特性をうまく利用しているなという感覚を持つに至った。
今年の IT 業界の目玉になるとの期待も大きいようだ。
ブログでの情報発信やコミュニケーションは、「文章を書く」という心構えが先に来るので書き上げるまでの気持ちと時間を要し、また使用する端末デバイスもパソコンが多いのに対して、「140文字」という制限のあるツイッターは思い立った時や急な時に気軽に携帯からでも簡単に閲覧・入力が可能なのでメッセージ発信のハードルがかなり低いと思う。
長々とツイッターの講釈をするつもりはさらさらないが、私はこのツイッターをがん(癌)を含む闘病記など情報交流のサブブログ的なツールとして利用するとよいのでは考えている。
まさに「今」を闘っている闘病において「今」を手短かに伝えるリアルタイム(=同時性)なソーシャルメディアであるツイッターは様々な場面でかなり役立つだろうと思うのだ。
かつて私がそうしたように多くの患者さんやご家族はネットで「食道がん」などの検索により情報を集めておられると思うが、それは病気や治療法を知ることや病院の検索には極めて有用だが、治療法の選択や個人的に異なる症状の改善を調べる時には、闘病記や掲示板などネットサーフしながら相当なエネルギーと時間を費やすことになる。
もちろん、担当医に嫌われるくらいの質問をしてしまうくらい情報武装することは闘病する上で重要なのだが、精神的な支えについてはネットはすぐには用意してくれるわけではないのだ。
掲示板やブログで同じ悩みを抱える人たちを見つけて相談したり励まし合ったりできるようになるのには、時間がかかることが多いものだ。
その点、ツイッターの場合、検索は全文検索なので「食道がん」や「食道癌」で検索をかけると、まさに「今」その言葉を含めたコメントをしている人に接触することができるのだが、患者に限らず医者・研究者の間でも「# というハッシュタグ」で合図を決めたコメントを通じて情報を共有することも可能なのだ。
例えば、「#shokudougan」などのワードを文中に含めておけばそのワードにアクセスすれば全員が「今」の情報を得られかつ世界中に発信もできるという仕掛けなので、これまでのネットにはなかったコミュニケーション手法といえる。
このハッシュタグの # は今のところ日本語対応はしていないので、とりあえずこの文章をお読み頂いた方々へのご提案なのだが、ツイッターを使って食道がんの件で何かをコメントする時、文頭か文末で半角スペースを空けて「食道癌・食道がん」と入力するようにしたらいかがだろうか?
(そうすれば、ツイッター検索でほぼヒットするので読んでもらえるリーチ度は高まる。)
例えば、こんな具合の文章だ。
「こんにちは、ブログ更新しました。→ http://bit.ly/4r3mEu 食道癌・食道がん」
http://bit.ly/4r3mEu というのは短縮URLでツイッターが文字数制限があるために使っている。次のサイトでオンライン変換してくれる。
http://bit.ly/
お忙しいケン三郎先生にも是非お勧めしたいツイッターだ。
以下は、いろいろある手ほどきサイトの中からの私なりのチョイスなのでまだツイッター未経験の方はご参照を。
ちなみに、私のツイッターアカウントURLは下記の通りです。
プライベート:http://twitter.com/y_itoh
仕事:http://twitter.com/b_w_w
食道がんに関する新聞記事
コメント
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タイトルは「つぶやきケンサブロー」
で行かせてもらいます。
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はじめまして。
いろいろ検索しこちらのサイトにたどり着きました。
父が食道がんになってしまい、ステージ4で、周りに浸潤していて腹部や首のリンパ節にも転移していることから手術不可能と言われ、現在抗がん剤と
放射線の治療をうけております。おそらく抗がん剤も放射線も効かない、早くて余命3ヶ月と言われているのですが、私はまだあきらめきれずいろいろと調べています。
抗がん剤の副作用がほとんどでていないので不思議に思い、量をしらべてみたところ、どうやら父は標準治療ではなく低用量FPという治療をされているのらしいことがわかりました。なぜ最初から低用量なのだろう、診療ガイドラインを見てみてもまだ臨床試験段階だと書かれているのに・・・と思ってしまいもっと情報を得たいと思っています。
それでケン三郎先生のブログを読みたいのですが、なぜか白い画面が出てきてしまい、見ることができません。先生のもうひとつの方のブログは拝見できたので、そちらにその旨を書き込んだのですが、ご覧になっていないようです。
どうすれば見ることができるのか、教えていただければと思い、こちらに書き込ませていただきました。突然のお願いをしてしまい申し訳ありません。
どうかよろしくお願いいたします。